CAMPUS LIFE⑱/ショウナンアルバ(名古屋工業大学馬術部)
美浦の二ノ宮敬宇厩舎に所属し、2008年の共同通信杯(GIII)を制すなど中央競馬で35戦4勝の成績を残したショウナンアルバ(騙18)。競走馬引退後は乗馬となり、東京農業大学馬術部を経て、現在は名古屋工業大学馬術部に在籍している。
週刊Gallop 2023年12月3日号
CAMPUS LIFE⑰/メイショウカンパク(立命館大学馬術部)
栗東の荒川義之厩舎に所属し中央競馬で53戦6勝、2012年の京都大賞典(GⅡ)ではオウケンブルースリなどを相手に重賞を制したメイショウカンパク(騸16)。現在は立命館大学馬術部に所属し、〝龍典〟という名で馬場馬術競技馬として活躍。23年の全日本学生馬術大会では立命館大学の馬場馬術競技団体優勝に貢献した。
CAMPUS LIFE⑯/サナシオン(酪農学園大学馬術部)
栗東の松永幹夫厩舎に所属し中央競馬で39戦10勝、2015年の東京ハイジャンプ、16年の阪神スプリングジャンプとJ・GⅡを2勝したサナシオン(騸14)。16年の中山グランドジャンプ(J・GⅠ)では絶対王者オジュウチョウサンの2着になるなどハードル界を沸せた。現在は北海道の酪農学園大学馬術部に所属し、障害、総合馬術の競技馬として活躍している。
CAMPUS LIFE⑮/エイシンボストン(広島大学馬術部)
栗東の松永昌博厩舎に所属し中央競馬で52戦7勝、2009年の東京ジャンプS、小倉サマージャンプとJ・GⅢ競走を2連勝したエイシンボストン(騸21)。現在は広島大学馬術部に所属し、清将という名で競技馬として活躍。6度の全日本学生馬術大会出場を果たすなど多くの学生を大舞台に送り出している。
CAMPUS LIFE⑭/サトノプレジデント(日本獣医生命科学大学馬術部)
桜花賞馬ダンスインザムードの2番子であるサトノプレジデント(騸14)。美浦の藤沢和雄厩舎に所属し、中央競馬で22戦2勝の成績を収めた。競走馬引退後は日本獣医生命科学大学で「飛王」という名を与えられ乗馬となり、2019年の全日本学生馬術大会の中障害D飛越競技で3位に入賞するなど学生たちとともにセカンドキャリアを歩んでいる。
CAMPUS LIFE⑬/ベンチャーナイン(神戸大学馬術部)
美浦の小桧山悟厩舎に所属し中央競馬で21戦2勝、2008年のクラシック3冠競走を皆勤したベンチャーナイン(騸18)。現在は神戸大学馬術部に所属し、凌星という名で19—22年の全日本学生馬術大会に出場するなど競技馬として活躍している。
CAMPUS LIFE⑫/パープルサンバ(慶應義塾大学馬術部)
栗東の境直行厩舎に所属し、競走馬時代は9戦0勝の成績に終わったパープルサンバ(騸20)。競走馬としては好成績を収めることができなかったが、元競走馬が出場可能な馬場馬術の日本最高峰の大会・全日本内国産馬場馬術選手権で4位に入賞するなど競技馬としての素質が開花。多くの若手選手を乗せて全日本クラスの大会にも出場した。
CAMPUS LIFE⑪/ゴールドガンダム(甲南大学馬術部)
2014年3月24日、甲南大学馬術部の厩舎が全焼する火災が発生。この火事の影響で7頭が亡くなったが奇跡的に2頭が生き残った。その2頭うちの1頭がゴールドガンダム(騙22)だった。
週刊Gallop 2023年4月30日号
CAMPUS LIFE⑩/コスモファントム(金沢大学馬術部)
33戦5勝の成績を挙げ、2011年の中山金杯(GⅢ)、中日新聞杯(GⅢ)を制したコスモファントム(騙16)。2歳の暮れから重賞戦線で活躍し、10年の日本ダービーにも出走。2度目の重賞制覇となった中日新聞杯では大野拓弥騎手に初の重賞タイトルをプレゼントした。14年5月に競走馬を引退し金沢大学で乗馬となる。その後は馬術部の障害馬術競技馬となり、全日本学生馬術大会に出場するなど活躍していた。
週刊Gallop 2023年4月5日号
CAMPUS LIFE⑨/アイコン(東京大学馬術部)
大学馬術部に活躍している元競走馬と学生とのストーリーを紡ぐ「CAMPUS LIFE」。今回登場するのはアイコン。現役時代は未勝利ながら、母はウオッカの全妹セレブリティで父はディープインパクトという良血。現在は東京大学で学生たちと一緒に過ごしています。
週刊Gallop 2023年3月5日号
CAMPUS LIFE⑧/スズカルパン(福岡大学馬術部)
サラブレッド史上8頭目となるJRA通算100戦という競走成績を残したスズカルパン(騸14)。父スズカマンボ、母ルンルンスズカ(母の父ラムタラ)という血統を持ち、栗東の西橋豊治厩舎に所属した。2011年9月のデビューから約9年に及ぶ競走馬生活で100戦4勝の成績を残したのち、引退競走馬の支援事業を行うTCC Japanで繋養されることになる。その後、福岡大学馬術部に預託されたスズカルパンは大学馬術の乗馬として第二の馬生を歩むことになった。
週刊Gallop 2023年2月5日号
CAMPUS LIFE⑦/ルールプロスパー(同志社大学馬術部)
京都ハイジャンプ(J・GⅡ)を2014、15年で連覇し、07年の新馬戦勝ちから9年連続でJRA競走で勝利をあげたルールプロスパー(騙18)。父ダイタクリーヴァ、母グロウリボンと、両親が20年の牡牝クラシックの出走馬という血統を持ち、栗東の北出成人厩舎に所属した。
週刊Gallop 2023年1月8日号
CAMPUS LIFE⑥/テスタメント(麻布大学馬術部)
2008年の秋華賞馬ブラックエンブレムの初子として2013年10月の新馬戦でデビューしたテスタメント(騸11歳)。母ブラックエンブレムは小島茂之厩舎にGⅠ初制覇をもたらした馬で、父はディープインパクトの超良血馬。テスタメントはその母と馬主、厩舎、生産者を同じくする関係者ゆかりの血統でもある。
週刊Gallop 2022年12月4日号
CAMPUS LIFE⑤/ミッキーブラック(学習院大学馬術部)
栗東の音無厩舎に所属し、デビュー2連勝から2018年のホープフルS(GⅠ)や19年のNHKマイルカップ(GⅠ)にも出走するなど中央競馬で13戦5勝の戦績を残したミッキーブラック(騸6歳)。父はブラックタイド、母はアルゼンチンのGⅠ馬マラコスタムブラダで、半妹に19年の阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)を制したレシステンシア、半弟に21年の京成杯(GⅢ)を制したグラティアスがいる良血馬だ。
週刊Gallop 2022年11月6日号
CAMPUS LIFE④/アルフレード(帯広畜産大学馬術部)
2011年朝日杯フューチュリティS(GⅠ)を制し、最優秀2歳牡馬のタイトルを獲得したシンボリクリスエス産駒・アルフレード(騙13歳)。現在は帯広畜産大学で柏狼(ハクロウ)という名で、総合馬術の競技馬として活躍中だ。19、20年と学生馬術の日本一決定戦「全日本学生馬術大会」に出場しており、今年8月に行われた北日本学生馬術大会(地区予選)を突破し3度目の出場権を得た。
週刊Gallop 2022年10月2日号
CAMPUS LIFE③/アーデント(中央大学馬術部)
2012年のクラシック路線で皐月賞と菊花賞を走ったディープインパクト産駒の芦毛馬アーデント(騸13歳)。その2冠を制したゴールドシップや、同じくともに走った芦毛馬のトリップと比べると当時は灰色だった馬体も今ではすっかり白くなった。現在在籍する中央大学で白雪(はくせつ)という名を与えられ、馬場馬術競技で活躍している
週刊Gallop 2022年9月4日号
CAMPUS LIFE②/トウカイオーロラ(東京農業大学馬術部)
中央競馬最後のトウカイテイオー産駒、トウカイオーロラ(牡15歳)。母の父がサンデーサイレンスという血統的魅力もさることながら、父譲りの端正な顔立ちと整った馬体を持つ美しい馬でもある。
週刊Gallop 2022年7月31日号
CAMPUS LIFE①/テイエムイナズマ(日本大学馬術部)
2013年のクラシック3冠競走全てに出走し14番人気ながらダービー6着と善戦したテイエムイナズマ(騙12歳)。ブラックタイドの初年度産駒として12年のデイリー杯2歳Sで重賞初制覇を飾り、9歳まで重賞戦線などで活躍し45戦5勝の戦績を残した。競走馬を引退した今、日本大学馬術部で「桜迅」という名を与えられ乗馬として活躍している。